デザインだけでなく性能も、新築時だけでなく30年後も
住みよい家づくりに大切な6つのこと
設計士・志水龍は、家づくりを3つの時間軸で考えます。まず、毎日の暮らしのこと。使い勝手や動線などをどうするかということです。次に、寒い冬から暑い夏まで一年間、どう快適で経済的に暮らしていくかということ。そして、いつ来るかわからない自然災害や、次の世代に引き継ぐ数十年先のこと。毎日のことも数十年先のことも考えた住みよい家づくりのためには、以下の6つが大切です。
重要なのはこの6つのバランスがとれていること。意匠だけが優れていても、あるいは省エネ性能だけが優れていても、住みよい家とはいえません。そして、この6つについて高いレベルでバランスを考えた家づくりの提案ができるのが日日との真骨頂です。
耐久性能について
建物の寿命を左右する最も重要な要素です。ここがしっかりしていないと他の性能は発揮できません。 [防水性] 外部からの雨水の侵入を防ぎます。(通気工法、開口部処理など) [防湿性] 壁や天井、屋根内部への湿気の侵入を防ぎます。(防湿層施工) [防蟻] ホウ酸塗布などの対策を行いますが完全に防ぐことができません。 加えて蟻害を発見しやすい環境を提案します。
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耐震性能について
耐震等級3を標準としています。 構造計算(許容応力度計算)により一棟一棟の安心・安全の確認を行います。
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快適性能について
冬は室温20度、夏は27度で、いつも新鮮な空気環境基準を目指します。 断熱性、燃費性、気密性、換気性、日射取得+遮蔽性、暖冷房機器選択、6つのポイントを一棟一棟プランに合わせて最適解を導き出します。
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省エネルギー性能について
2050年二酸化炭素排出実質ゼロに向けて世界は動いていますが、ようやく日本も動き出し始めました。 30年後も安心して暮らせるように省エネルギー、省CO2、省燃費の提案を行います。 ZEH(ゼロエネルギーハウス)、太陽光パネル、蓄電池、電気自動車なども考慮して、お客様に合わせて提案をします。
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メンテナンス性について
長く性能を維持するためには メンテナンスは不可欠です。 いつでも手に入る耐久性のある材料で、誰でも施工ができる仕様とし、メンテナンスしやすい環境を提案します。
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意匠・プランニングについて
雨から建物を守る大きな屋根を持つ外観デザインを基本とし、雨漏りのリスクを減らし建物の劣化を防ぎます。 また周辺の建物配置を考えて、その土地にあったプランニングを行います。冬は最大限日射を取り入れ、夏は不要な熱エネルギーをカットして快適性を向上します。
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