つぶやくふたり

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太陽光パネルイメージ

会津亜紀 (以下A):今日も第2回目「素敵な家づくり基礎講座」の内容から、気になる光熱費についてお話しさせてください。
まず、A、Bの光熱費の比較のところ。すごい差になっています。

志水龍(以下S):Aは平均的な長期優良住宅でかかる年間光熱費20万円程度からスタートしています。今後も電気代は年率3%ぐらい上がっていくと予想されていますのでそれを加味して、30年後以降は暫定的に一定にしてあります。Bも同じような値上がりで仮定してます。

A:Bは年間光熱費は5万円ですか、少ない!

S:はい。太陽光パネルを設置した場合を想定してるので、電気代は0円で考えています(PV=太陽光パネル)。
太陽光パネルは200万円ほどのイニシャルコストがかかりますが、10年分の電気代を前払いしたと考えてみてください。
太陽光パネルの寿命は30年以上ありますので、最初の10年が過ぎたら20年以上電気代は実質タダです。

A:年間20〜30万円かかる電気代が無料、大きいですよね。かつ地球環境にも優しいですね。鎌倉も2年前の台風では大規模停電が数日間起こり、大変なおうちがたくさんありました。災害時にも太陽光パネルがあれば安心ですね。

S:災害時の電気問題は太陽光パネルを載せることでほぼ解決できてしまいますね。災害つながりで言えば、地味にかかってくる保険代も、きちんと構造計算して耐震等級3の評価を受ければ、通常の保険料の半分になります。
神奈川県は首都直下や南海トラフの地震被害が予想される地域のため、保険料も全国平均より高めです。

A:神奈川県が保険料が高めとは知らなかったです。
耐震等級3の家は、震度7の地震が2回来た熊本地震でも被害がなかったんですよね。結局は最初にきちんと作っておけば、災害が起きても安心して自宅を拠点に生活が続けられるということですね。

S:そうですね。災害にあってもその後の生活再建が楽になります。最初に支払う建築費がお安い家が、長い目で見て本当にお買い得な家なのかどうかはよく考えた方が良いと思います。
将来使う光熱費やメンテナンス費の一部を最初のイニシャルコストに振り分けられたら、より良い住環境が得られることは確かなんです。
建築費用が上がれば月々のローン支払いは高くなりますが、それが将来的にかかるお金と比べてどうかという試算は、ぜひご自身でしてみて納得していただきたいなと思います。

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