古い建築から学ぶこと
A:最近、古い住宅建築を見に行く機会が幾度かありまして、どれも興味深かったので、まとめてご紹介しつついろいろお話しできたらな、と思っています。 S:はい、よろしくお願いします。 喜多源逸邸と照明のおはなし A:まずは、京都の喜多源逸邸です。大山崎の聴竹居で有名な藤井厚二の1926年(大正15年)の設計。北欧...
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A:最近、古い住宅建築を見に行く機会が幾度かありまして、どれも興味深かったので、まとめてご紹介しつついろいろお話しできたらな、と思っています。 S:はい、よろしくお願いします。 喜多源逸邸と照明のおはなし A:まずは、京都の喜多源逸邸です。大山崎の聴竹居で有名な藤井厚二の1926年(大正15年)の設計。北欧...
A:今日は、以前にコラムにしていた、カビ問題の話を再び取り上げてみようと思います。 S:おお、なぜ今? A:このホームページのデザインをしてくれている方と打ち合わせしたら、やってくる方々が、カビ問題のコラムを多く読んでくださってることがわかりまして、新築ではない既存住宅にも役立つ情報をお話しした方がいいかな...
A:志水さん、ではI邸、前回の続きからお願いします。I邸の土地は埋蔵文化財包蔵地にかかっていました。 S:そうですね。この辺りのことも地元の設計士さんにお手伝いいただきました。埋蔵文化財包蔵地の場合、新たに家を建てる場合、地盤調査をしなければなりません。この地盤調査というのが厄介で、市に依頼して行うものは予...
A:今回は「家の耐久性能」について話そうと思います。 私たちのホームページで「(私たちの家づくりで)大切な6つのこと」を書いてます。その中の一つが「家の耐久性能」です。でも、この話って少し難しいんですよね。 例えば、ひとつ目に、 [防水性] 外部からの雨水の侵入を防ぎます。(通気工法、開口部処理など) とあ...
A:志水さん、今日は年末に京都に伺った時のことを深掘りしてみようかな、と思っています。今までは観光客目線で楽しんできた京都でしたが、今回は和の建築との関係を強く感じたのでその辺りを。 S:ずっと京都にいると、当たり前すぎて見逃していることがあるのかもしれません。どうぞ色々質問してください。 A:まず、連れて...
A:こんにちは。今日は和の家について、志水さんに聞いていきたいと思います。志水さんが和の家をよく作られるようになったのはいつ頃からなんですか? S:日日とを立ち上げる直前まで働いていた工務店で、マーケティング戦略的に和のデザインを強く意識した高性能住宅を設計しました。その頃からかな、と思います。 A:意外と...
S:ミースも好きですよ。ミース・ファン・デル・ローエ。 A:ファンズワース邸、私も好きです。エントランスまでのアプローチに特に惹かれます。 S:僕の作る家でも階段のこの感じを意識して作ってみたいな、と思っています。バルセロナパビリオンは知ってますか?空間構成が本当にいいんですよね。水平に伸びる薄い屋根を十字...
A:今日はいつもとは趣向を変えて志水さんの好きな住宅建築、ということでお願いします。普段の会話のように、リラックスして話しましょう。いくつか好きな住宅、ピックアップされました? S:いやー、いろいろ考えたんですけれど、僕にとっては安藤忠雄の住吉の長屋にまさる衝撃はないですね。まずはその話かなと。 A:そうな...
S:亜紀さん、2022年の10月から長期優良住宅の基準が変更されるって知ってますか? A:いいえ、知りませんでした。どんな内容なのですか? S:いくつか改正点はありますが、断熱性能がUA値0.87W/㎡・Kから0.6W/㎡・Kへ引き上げられます。災害へのリスク配慮がなされて災害危険地域に建てる家は長期優良住...
A:こんにちは。今日は窓の話をしていただこうと思っています。先日までのパッシブデザインの話を伺っていると、日射遮蔽も、日射取得も、風や光を取り入れるのも窓に関わっていることに気がつきました、断熱性能も窓が一番の弱点だし、窓って重要そうだな、と感じています。アルミ、樹脂、木製の窓の違いや、窓をつける時に志水さ...