つぶやくふたり

talk about housing

教えて志水さん

パッシブデザイン3 ー風と昼光をどう利用するかー

A:今日で3回目のパッシブデザインのお話になりました。前回は日射取得、日射遮蔽、断熱に関して伺ってきて、今回は風と昼光利用です。よろしくお願いします。 S:よろしくお願いします。 A:本題に入る前に、少し質問して良いですか?こう暑くなってくると、私は冷房をつけて、寒くなってきて消すを繰り返すんですけれど、高...

教えて志水さん

パッシブデザイン2 ー太陽の光(日射)との付き合いかたー

A:こんにちは。前回からの続きで、パッシブデザインのお話をお願いします。特に5つの要素の中の3つ、日射取得、日射遮蔽、断熱についてお願いします。特に鎌倉では日射とどう付き合っていくのかが大事なんですよね。 S:はい。まず日射取得ですが、冬の鎌倉は晴天率が高いので、その時の太陽のエネルギーを室内に取り込んで、...

教えて志水さん

パッシブデザイン1 ー自然に逆らわずに暮らすー

A:こんにちは。 今日は志水さんにパッシブデザインについてお話ししていただこうと思ってます、よろしくお願いします。そもそもパッシブっていう言葉ですが、受け身とか受動的とかの意味がありますよね。 S:はい、そうですね。家づくりにおけるパッシブデザインとは、自然に逆らわずにデザインするというような意味になります...

教えて志水さん

京都で計画中の邸宅について、お話を伺いました

A:志水さん、こんにちは。今日は京都で手掛けられている物件について伺いたいと思います。今、銀閣寺の近くの鹿ヶ谷というエリアで、アメリカ人の画家さんの邸宅を計画されていますけど、この辺り哲学の道に近くて良いところですよねー、詳しく物件のことを教えてください。 S:施主は中国系アメリカ人の画家さんで、今はアメリ...

くらしとすまい

諦めるしかないの?鎌倉のカビ問題を考えてみるpart1

ーこのコラムはカビの発生メカニズムと、新築住宅を建てる際の注意点をまとめてあります。既存住宅での除湿対策を知りたい方は「諦めるしかないの?鎌倉のカビ問題を考えてみるpart2」も併せてお読みください。ー A:最近、鎌倉に住んでいる人や移住を考えている人達に、鎌倉での暮らしの中で気づいたことや、困っていること...

くらしとすまい

高性能住宅が本当に良い家か?

A:こんにちは。 「今回は高性能住宅が本当に良い家か?というお題で話してみよう」と志水さんから提案いただいたのですが、最初その話を聞いた時、えー、そんな話題で話せるの?というのが私の印象でした。家の勉強をしてくると、高気密高断熱な高性能住宅が良い家という結論に落ち着いてきているのに、そこに切り込んでいくの?...

教えて志水さん

デザインするって何だろう?

A:こんにちは。今日は、デザインすることについて、というちょっと大きなテーマで話してみたいなと思います。というのも、こないだ話を伺ったお客様で色々考えることがあったので。 S:まちに開かれた施設を作りたいお客さまですよね。 A:はい、既存の建物を改装して地域に開かれた施設を作るというプロジェクト。床はコンク...

リビングの採光CG
くらしとすまい

設計士のプランニングの手順はどうなっているのだろう?

A:志水さん、今日は志水さんのプランニングの手法について伺わせてください。どうやって住宅のプランが出来上がっていくのか、とても興味があります。 S:わかりました。ではまず最近僕がプランニングした物件からその手法を解説しますね。北はマンション駐車場とマンション、東には2階建賃貸アパート、南と西には隣地の住宅が...

檜風呂
和の家について

伝統的な日本家屋のリノベーションから、今のすまいに応用できるヒントを探る

A:では志水さん、前回の続きをお願いします。石塀小路の内装についてです。 S:はい。内装は基本全てやり直しました。ただ間取りは大きくは変えてません。 A:変える必要がなかったということですか? S:はい。日本家屋ってお座敷に座って一番良い景色が見えるように設計してあるんですよ。お座敷からのお庭の眺めがそれで...

和の家について

日本家屋を高性能住宅にリノベーション、その手法を聞いてみた

A:志水さん、今日は最近改修を手がけられた石塀小路の物件のお話を聞かせてください。写真で見ると石塀小路、ずいぶん風情のある街並みですね。 S:はい。ここは京都でも最も厳しい伝統的景観保存地区(産寧坂地区)で、伝統的な日本家屋しか建ててはいけない場所です。僕が手がけた物件は築20年ですが、外観はかなりオーソド...