設計事例

志水 龍 設計事例

鎌倉 西御門の家

鎌倉八幡宮に程近い谷戸の一角の、東側にレッドゾーンとなる7mの崖、第2種風致地区、埋蔵文化財包蔵地と設計には難しい条件が重なった100㎡の小さな土地でのすまいづくりです。
一見短所とも思えるその土地の特性を活かして、性能もデザインも妥協せずに高性能住宅を設計しました。窓から見える景色は全て周辺の緑。特に南側のハイサイド窓は冬の日射取得を考えて大きく、小さな土地からは考えられないような開放感が味わえます。コンパクトで機能的な水回り、収納に活用できる基礎内部など、建物を丸ごと利用できるのは、1年を通して暖かくて涼しい住宅ならではと言えるでしょう。
デザインのテイストは、お施主様のご希望の和のテイストを取り入れつつ、現代の住宅にふさわしい形にアレンジしてあります。特徴的な黒い外観は、耐久性と経年美に優れ、その上、いつの時代にもメンテナンスが容易な焼杉材によるものです。

〈建築データ〉
完成年:2024年
所在地:神奈川県 鎌倉市
用途地域:第1種低層住居専用地域
防火地域:法22条地域
建ぺい率/容積率: 80%/40%
温熱地域区分:6地域
年間日射量地域区分:A4区分
敷地面積:110.71㎡(33.5坪)
建築面積:44.27㎡(13.4坪)
延床面積:86.94㎡(26.3坪)
構造・階数:木造軸組工法・2階建

〈住宅性能〉
耐震等級:等級3
断熱性能(UA値):0.34
気密性能(C値):0.17
ηAH値 :1.5
創エネ設備:太陽光発電 4.7kw

 

 

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新築住宅